みんな大好きブドウについてまとめました。
甘く、ブドウ独特の香りと酸味が美味し~いですよね。
1度食べ始めるとパクパク食べれて、1房だったらあっと言う間になくなります。
そんなブドウでも、
- 最近いろいろな品種のブドウがあるけど、どんなブドウの品種があるの?
- それぞれの品種の味や特徴は?美味しいのはどれ?
- スーパーでも使える美味しいブドウの見分け方
- 意外と知らないブドウの収穫地
- 果物は一番の健康食!ブドウの栄養素や効能について などなど
こういったブドウについて様々な疑問にお答えします。
産地によって得意な品種があったり、岡山県や長野県など、その地域でのみ栽培されている品種があったりとブドウは調べれば調べるほど奥が深いです。
ご紹介する品種は全て私yuyuが実際に食べた事がある品です。
ブドウは身近な果物ですが、この記事より「新しい発見」があれば嬉しく思います(^^)
ブドウについて
なんとなく知っていると思いますが、
ブドウは皮の色によって大分類すると主に3種に別けられます。
- ワイン色の【赤ブドウ】・・・甲斐路(画像左)、デラウェア、ルビーロマン など
- 定番な【黒ブドウ】・・・ピオーネ(画像中)、巨峰、藤稔 など
- 高級そうな【緑ブドウ】・・・シャインマスカット(画像左)、瀬戸ジャイアンツ など
色はアントシアニンという色素の量の違いによるもの。
ブドウは乾いた土地でも育ちやすく、エジプトやヨーロッパなどで紀元前4000年頃には栽培されている記録がある歴史が非常に長い果物。
なんと古代エジプトの壁画にブドウ栽培の様子が描かれていたものも発見されています。
中東辺りからシルクロードを経て中国へ、
日本に初めてブドウが来たのは奈良時代まで遡り、現在の山梨県に伝わりました。
栽培が始まったのは鎌倉時代、品種は現在もワインなどでも有名な「甲州」です。
甲州ブドウやワインを飲むとき、歴史を感じながら飲むのもいいですね~。
世界にはブドウの種類が約10000種類もあり、その7割程はワインなどの加工用。
逆に日本で栽培されているのは、生食用が9割程をしめ、約50~60種ほど栽培しています。
世界でみると、生<ワイン が主流なようです。
また近年、国内では様々な品種改良、研究がなされいろいろな品種が目に付くようになりました。
中には石川県産の「ルビーロマン」は2018年には初競りで、なんと1房で110万円もの値段が付きました。
びっくりすぎて口が閉じれません。
このブログでは基本的に自分が食べた品種しか紹介しないですが、
スイマセン、食べてません。涙
もし食べる機会があれば、また記事を書きたいと思います。
ブドウの基本データ
- 漢字/ 葡萄
- 英語/ Grape
- 主な旬/ 6月~10月
- 学名/ Vitis L.
- 分類/ ブドウ科ブドウ属
- 原産地/ 中東・北米地域
- 収穫地トップ3県/ 1位 山梨県(43,200t) 2位 長野県(25,900t) 3位 山形県(16,700t)
- 日本で一番栽培されている品種/ 巨峰
- もっとも高価な品種/ ルビーロマン (1房/110万円 ※2018年当時)
- 一番古くから栽培されている品種/ 甲州 (鎌倉時代)
- 100gあたり/ 約59kcal
- 注目栄養素/ アントシアニン、レスベラトール、ブドウ糖
- 期待できる効能/ 眼精疲労緩和、夏バテ予防、ガン予防
ブドウの美味しい見分け方
- 茎が太く緑色のもの(鮮度が落ちると茶色に変色していく)
- 黒ブドウは黒色に近く濃い紫色をしているもの
- 赤ブドウは濃い赤色をしているもの
- 緑ブドウは鮮やかな黄緑色をしているもの
- 実に張りがあり、粒がおおむね揃っている
- 白い粉(ブルーム)が付いているものはより新鮮
果物を選ぶのはなんだか難しい・・・
そう思われる方も多いはず。
しかし安心してください!
スーパーなどで購入する時でも、上記の部分を目安にして美味しいブドウをGETしましょう。
特に茎の部分の変色などは分かりやすいのでチェックポイントです。緑色の茎を見つけて下さい。
また粒の表面に付いている白い粉、ブルームと言うのですが、これは残留農薬などではなく自然に付くもの。
逆に、新鮮なブドウにしか付かないので、ここもチェックしやすい所です。
ブドウの食べ方・保存方法
一本の軸に対してたくさん実っているブドウ、
実は「上部の方が甘みが強い」ことが多いです。なので下部分から食べていくと最後まで甘みを楽しめます。
冷やし過ぎると風味や甘味がぼやけるので、冷やすのは食べる1~2時間前がベストです。
ブドウは時間ともに鮮度が落ちます。なるべく早くに食べて下さい。
保存方法は、上記の理由から1日前後なら冷暗所でも可。
房ごと冷蔵庫にいれてOKです。(野菜室推奨、冷気が直接当たらないように)
その際、両方ともの場合でもビニール袋に入れましょう。
また水洗いは食べる直前で。
表面に付いている白い粉(ブルーム)は水分の蒸発を防ぎ鮮度を保ってくれる超優秀な機能があるので、冷蔵庫で保存する時でも洗わないようにしましょう。
生食以外のブドウ料理
ほとんど生食と変わりませんが、冷凍するとシャーベットように食べられ、リアル「アイスの実」になります。
長期で保存もでき凍らすだけなのでおススメです。
栄養素も豊富な皮ごと食べられます。
また果物料理の定番ですが、砂糖と一緒に煮詰めてブドウジャムやソースにし、パンやアイスクリーム、ヨーグルトなどのトッピングに合います。
ブドウはサラダにしてもOK。
マリネやカプレーゼなどにして食べると簡単に、お洒落で少しリッチな料理に早変わりします。
赤ワインで丸のままブドウを煮込み砂糖、ハチミツで味を調えてコンポートに、ゼリーやサングリアなどにすると美味しいです。
ブドウの栄養素と効能
- ブドウ100gあたりの主な成分
- エネルギー/ 約59kcal
- 鉄/ 0.1mg
- カルシウム/ 6mg
- カリウム/ 130mg
- ビタミンA/ 2μg
- ビタミンC/ 2mg
- ビタミンE/ 0.1mg
- 食物繊維/ 0.5g
- 注目栄養素/ アントシアニン、レスベラトール
- 期待できる効能/ 眼精疲労緩和、夏バテ予防、ガン予防
ブドウの果肉や果汁に含まれている【ブドウ糖】や【果糖】は、体内に吸収されやすく、素早くエネルギーに変えてくれるので、運動前の摂取や、夏バテの予防、疲労回復に効きます。
部活前の学生さんや、日頃ウォーキングなどで体力作りをされている方など、気温が暑くなる時期に最適です。
ブドウの栄養素でおなじみのポリフェノール、ワインなどでよく聞きますよね?
このポリフェノールにも色々な種類があり、中でもブドウで注目したい2つの成分があります。
【アントシアニン】
活性酸素から体を守ってくれる働きがあるので、血圧の上昇を抑え、肝機能改善、痛風のリスク低減、眼精疲労の緩和等、生活習慣病の予防に最適な成分。
【レスベラトール】
元は、植物自体が紫外線や病気から守る為に作られる成分。細胞の酸化を防ぎ、肌にうるおいを与え、発ガン抑制作用あり。
ただ、この2つの成分は主に「皮に含まれている」ので皮ごと食べれる品種は皮ごとかぶり付きたい所です。
効率よく栄養を取る場合は、皮ごと加工したワインやジャムなどにすると良いです。
ブドウの産地・収穫量
山梨県・長野県・山形県・岡山県の4県だけで、日本のブドウの半分以上を収穫しています。
収穫量1位は山梨県、赤系ブドウの「赤嶺」や「甲州」、みんな大好き「巨峰」や超大粒種の「藤稔」が有名。
ブドウだけでなく桃など色々な果物の名産地。水はけがよく日照時間が長く、雨が少ない土地柄は様々な果物を栽培するのに適しており、品質も良いです。
さすが果物大国山梨です。
2位の長野県はオリジナル品種「ナガノパープル」や「ブラックビート」など注目品種が多いですね。
個人的にですが、「オーロラブラック」や「マスカットオブアレキサンドリア」などオリジナル種があり、「ピオーネ」や「瀬戸ジャイアンツ」などの収穫量が多い、岡山県が意外にも少ない印象。
福岡県の果物名産地、八女地域の「巨峰」もみずみずしく、大粒で甘くyuyu的に大好きです。
ブドウの種なし・種ありの違い
「種なしブドウ」「種ありブドウ」がありますが、どのようにして種の有り無しを分けて栽培していくか、ご存知ですか?
どちらも元の品種や苗は同じ、成長過程で赤い液体【ジベレリン】という液に漬けると、あら不思議。
種なしブドウが実ります。
液体の色味から「そんなのに漬けて大丈夫??」と思われたかもしれませんが、もともと植物が持っているホルモンの一種。しっかりと安全性も確認されています。
成長の時に粒が密集し裂けない様にする為、軸を伸ばす研究をしている時にジベレリンを使ってみた所、種がない粒が実ったことから判明。
偶然に発見されたすごい技術です。
また「種なし」栽培の技術は、日本から始まった技術なんですよ。
実はこのジベレリン、ブドウ以外にもトマトやイチゴ、柑橘系など様々な果物や野菜にも使われています。
ブドウの品種
ここからはブドウの品種別に詳しくまとめていきます。
わたし果物大好きyuyuが実際に食べた品種のみご紹介しています。
作りかけなので随時更新していきます。