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果物の等級・ランクを解説 秀 優って?【スーパーでも使える豆知識】

果物等級ランク豆知識

果物などに表示する等級やランクをご存知ですか?



JAや出荷組合で使われる、業者が使うランク付けがあるんです。
なんとなくご存知な方もいると思いますが、

  • 「秀」?とか「優」?とかどっちがいいの?
  • 他にも別表記がある?
  • 普段の買い物にも活かせるの?
  • 果物によって違う言い方を見かけた気がするけど・・・?



といった疑問にお答えします!



等級を知っておけば、


「大切な方へ贈り物をする時に恥ずかしくない品を選びたい」
「普段買い物する時に選ぶ基準にできる」
「あなたのまわりにいる方にドヤ顔で説明できる」

などなど、




私自身も、卸売り市場で仕入れする時は、果物の等級を必ずチェックします。


これはプロの業者だけでなく、スーパーなど身近な所でも等級が記載されているので、注意深く見ると案外記載されています。



なんとなく聞いた事や見た事あるけど、イマイチ分らない等級やランクを現役果物屋がまるっと解説します!



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果物はどの様に等級別けされている?

左が「赤秀」右が「青秀」




先に結論を伝えるとこの様に等級別けされています。



左から右へ等級が上がっていきます。こう見ると果物は結構細かく等級別けされています。
(野菜はもう少し等級別けが少ないイメージです)


いわゆる「高級品」と言われるのは「秀品(しゅうひん)」以上を差し、百貨店や果物販売で有名な千疋屋などは「赤秀」「青秀」「最高等級 特秀」等級を中心に販売されています。


秀品以上にもいくつかランクが別れているんですね~


また「良」以下はいわゆるB品として扱われるイメージです。



普段買い物に行くスーパーでも「秀品」以上を置いてある所もあります。
「秀品」以上の高等級を置いていると、



「ここのスーパーは果物に結構力を入れているな・・・」
「いい果物を仕入れていると言う事は野菜とかも品質いいかも!」



私もスーパーで買い物する時は、こんな感じで見ています。


「印なし」は空欄になっている



等級とは?どこに記載されている?

そもそも、等級やランクはどのように決まるかと言うと、出荷先の全国のJAや出荷組合が独自に判断し、

  • かたち
  • 色付き
  • 重量
  • 糖度(味)

上記をメインに総合時に判断されます。


近年は光センサーなど糖度を測れる技術も上がっているのでバラツキが少なく、精度も上がっています。


また等級やランクが記載されている場所は、産地より送られてくる段ボールの側面に印字されています。


この場合は「特A」が等級



スーパーでも、この様に段ボールを積み上げてディスプレイしている所を見た事ありませんか?

残念ながら値札まわりやラベルなどに等級まで記載されている事は少ないです。


なので少しウラ側を覗けばスーパーでも、どのような等級が販売されているかが分かります。



実は地域によって差がある等級

先ほどもお伝えしましたが、出荷先の全国のJAや出荷組合が独自の基準の元、判断し等級・ランク付けしていきます。


各々が決めているというのがポイントで、

その関係で「秀品」が最高等級で「特秀」は無い、や「青秀」が上ランクで「赤秀」が下のランクになる。果物によっては「優品」が最高等級。という果物もありました。



全国で統一されている訳ではないと言う事。



基本的な等級別けはあるようですが、地域で若干の差があるみたいですね。



果物の等級をどのようにして活用できるか



等級がどのようにして記載・別けられているか解説してきました。
せっかく得た知識なので、上手く活用していきたいですよね!


「こんな場面で役に立つよ!」


と、言う場面をご紹介します。



ギフトや贈答品を贈る時




「いつもお世話になっている方へ贈り物をしたいな」

「御礼に果物を贈りたいな」


普段からお世話になっている方に贈る場面では、御中元や御歳暮などが多いと思います。

そんな贈答品として贈る時、


「良いモノを贈りたい!恥ずかしくない品を届けたい!」



こう思うのは当たり前ですよね。



そんな時に、果物を選ぶ基準にする場合は等級が役に立ちます。

基本は「青秀品」「赤秀品」「特秀品」等級から選ぶようにしましょう。

「優」や「良」程になると見栄えからかなりの差がでてきてしまいます。
もちろん味も違います。



果物は普段から食べる人もいますが、どちらかと言うとなくてもOKなので、特別感を演出できます。

また何と言っても、その時その時の季節感を演出できるので、果物は贈答品・ギフトに最適なので、候補の1つとして検討してみてはいかがでしょうか(^^)



スーパーで買い物する時【自分用】




今回、果物の等級やランクを解説するにあたり、ここの記事を一番読んで欲しいです。


もちろん自分自身食べる用で、普段使うスーパーでもこの知識は使えます。


「美味しいかどうかを選ぶ基準にするだけだろ!?」


確かにそれも1つですが、私が思う最大のメリットは、


「この売値は妥当な金額かどうかを見極める1つの判断基準にできる」

と言う事。



「これ100円で安いな!」と思っても何を基準に安いのかを考えないと意味がありません。

早い話「良」等級で安かったら当たり前です。

野菜でも「B品」で安くても普通です。


よくスーパーのチラシで特価!!みたいに掲載されている品を見ると「あたりまえやん!」とツッコみたくなる時もしばしば。




逆に「秀品でこの値段はお得!」と言う感じで商品を見極める事ができれば、良い品をお得に手に入れる事ができます。


販売店は始めから安い物を安く売っているだけなのに、特価!みたいな感じで特別感を演出してお客さんを呼び込みます。

店側の思惑に騙されない様にしたいですね。



種類によって別の等級がある果物



果物の中には独自の等級やランクを示すものもあります。

「秀品」などではなく、まったく違う言い方になるので困惑する事もありますが、代表的な果物をご紹介します。

クラウンメロン




静岡県産のメロンで有名なのが「マスクメロン」。

そのマスクメロンの更に上をいくブランドメロンが「クラウンメロン」になります。

ずっしりとした重み、自然のものとは思えない美しい形と網目。
まさに果物界の”王様”に相応しい品格。味も抜群です。

ここでは詳しく書かないですが、マスクメロンは品種名ではなくブランド名、メロンは血統など奥が深いので、また別記事を書こうと思います。




クラウンメロンには独自の等級があり、


◆ 雪 → 白 → 山 → 富士


4段階に別れます。



中でも最高等級の「富士」に関しては、1000玉に1玉の割合、超レア等級なので値段も2万円を超える事もあります。


店頭なので見られる実質の最高等級は「山」になります。もちろん「山」等級も高級品。

クラウンメロン収穫量全体の3割程しかなく、値段も1万円以上する事も。
メロン農家さんも「山等級を育てられれば一人前」と言われる程、「山」等級を獲得するのは難しいとされています。


また「雪」や「白」等級は全体の6割以上を占め、「白」等級も贈答などで贈られる方も多いです。


イチゴ




みんな大好きイチゴ。
冬の季節を代表する果物です。

このイチゴも独自の等級やランク名があります。


◆ G(グランテ)→ DX(デラックス)→ EX(エクセレント)



品種などでイチゴでも「秀」などで呼ぶものもありますが、有名なブランド苺「あまおう」などはこの様に等級別けされます。


最高等級のEX(エクセレント)は収穫量の数%程しかなく、大粒で糖度も高い高級品です。


スーパーでもパック詰めであればDX(デラックス)等級も見かけます。
少し高いですが・・・たまには良いですね♪



リンゴ




リンゴも「秀」など言葉は同じでも意味合いが微妙に違ってきます。

また品種でも違ってくるので一概には言えないのですが、リンゴの代表的な品種「サンふじ」では、



◆ 〇秀 → 秀 → 特A(特秀)→ 特選


同じ「サンふじ」でも収穫される産地でも微妙にかわってきます。
「特秀」を「特A」と呼ぶ所もあります。


リンゴの場合、秀がついていても等級が下の方のものもあるので、「特選」「特秀」「特A」などが高等級品に当たります。


「特」が付いていれば高ランクか!と覚えておきましょう(^^)



まとめ


果物についての等級やランクをまとめてご紹介してきました。
いろいろあってややこしい部分もありますが、ここまで細かく決まっているのは、


世界を見ても日本だけです。


「高等級品を育てられれば高値で販売できる」と言う名目もあるかもしれませんが、こだわって作る農家さんはどこで話を聞いても「美味しいものをお客さんに届けたい」と口を揃えて言います。


「秀品」等級を栽培する事は本当に大変な労力を必要とします。



世界の様々な果物を私自身も食べますが、やはり日本の果物は世界トップレベルだと思います。
仕事上、外国の方と話す機会も多いですが「日本の果物は本当に美味しい!」と言ってくれます。


こんなに美味しい果物を身近に食べる事ができるのも、こだわって作ってくれる農家さんがいてくれるおかげだと、いつも思います。


農家さんリスペクトです。



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